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トレチノインを使用したら肌が乾燥して、皮が剥けました。
大丈夫でしょうか?

トレチノインは、肌のターンオーバー、つまり肌の新陳代謝を促す薬です。

塗布すると、その部位が赤くなり、垢のようにぽろぽろと皮膚が剥け始め、しみるような感覚が生じます。これらは、古い角質を剥がすピーリング効果と呼ばれ、トレチノイン治療に伴う正常な反応です。トレチノインは、この作用によって肌の新陳代謝を促進するだけでなく、肌内部でコラーゲンやヒアルロン酸を増やす効果もあるため、ニキビやシミ、シワなどあらゆる肌トラブルに有効です。

なお、使用開始から約1~2週間が、副作用の一番強い時期となります。多くの方は、時間の経過とともに治まっていきますが、乾燥から肌を守るためにも、保湿効果の高い化粧水やクリームの使用をおすすめします。

ただし、あまりにも赤みが強く、異常なほどの刺激感がある場合は、トレチノインの使用を止め、皮膚科での診察をお受けください。また、肌が慣れるまでは1日おきや、2日おきに使用するなど、ご自身のペースで無理なくお使いください。