熱中症とは?
熱中症は、強い日差しの下での激しい運動や、高温多湿な室内などに、身体が適応できずに生じる疾患です。真夏や梅雨時など、気温や湿度が高い時期に多くみられます。
「めまい、顔のほてり」「筋肉痛、筋肉のけいれん」「身体のだるさ、吐き気」「異常な発汗」「高体温」「意識が不鮮明」などの症状が出たら、それは熱中症のサインです。2010年に所ジョージさんが倒れたことでも知られる熱中症ですが、早めの対策で予防することができます。
熱中症を予防しよう。
熱中症にならないためには、『日差しをよけて適度な休憩をとる』『通気性のよい生地でできた衣服を選ぶ』『飲み物を持ち歩く』など、気温と湿度のコントロールが大切です。
この中でも特に『飲み物を持ち歩く』、すなわち水分をこまめに摂ることが大変重要です。汗をかくと、水分と一緒に身体の塩分(ナトリウム)も失われます。大量の汗をかくときには、水分だけでなく塩分(ナトリウム)補給も大切です。
水だけではダメ!大切な塩分補給
私たちの血液は約0.9%のナトリウムを含んでいます。また、身体にはこの体液の濃度を一定に保とうとする働きがあります。
そのため、汗をかいたときに、塩分(ナトリウム)を補給せずに水だけを飲んでいると、体液のナトリウム濃度が薄まってしまい、水がそれ以上飲めなくなってしまいます。これを「自発的脱水」といいます。
「自発的脱水」を避けるには、経口補水液での水分・塩分補給がおすすめです。経口補水液とは、脱水時に不足しているナトリウムなどの電解質(イオン)を多く含んだ飲み物です。経口補水液は、熱中症対策にはもちろん、下痢・嘔吐・発熱による発汗時や、乳児・幼児・お年寄りの水分・電解質補給にもお使いいただけます。
※ナトリウム・カリウムの摂取制限を受けている方は、医師・薬剤師にご相談ください。