薄毛は男性特有の悩みというイメージがありますが、女性でも薄毛で悩む方は少なくありません。
特に、FAGA（女性男性型脱毛症）と呼ばれる、びまん性脱毛（頭の広い部分において、均等に全体の毛が抜けて薄くなっていく症状）に悩む方が多く、中年以降の女性が発症しています。

女性における薄毛の原因は、ホルモンバランスの乱れが大きく影響しているといわれています。これは男性に比べ、月経、出産、更年期など、女性特有のバランスを崩すきっかけの多さや、ストレスや過度なダイエット、ヘアケアなどの行動が要因となるからです。

この崩れたホルモンバランスの影響によって、毛髪の休止期・成長期・退行期といったヘアサイクル（毛周期）の乱れている状態がFAGA（女性男性型脱毛症）です。休止期が長くなることで新しい毛髪が途絶え、成長期が短くなることによって毛髪が早期に抜け落ちてしまいます。

FAGA（女性男性型脱毛症）には、美容外科でも使用されているパントガールがおすすめです。パントガールは、女性の薄毛に効果と安全性が初めて認められた内服薬です。アミノ酸やパントテン酸カルシウムなど、毛髪の成長に必要な栄養素をバランス良く摂取でき、細胞の代謝を通して新しい髪を育てて、発毛を促します。ホルモンに作用するわけではないので、血栓症などの副作用がないのも安心です。

また、育毛剤リアップの成分として有名なミノキシジルも、FAGA（女性男性型脱毛症）に有効です。ただし、女性は絶対に男性用を使用してはいけません。男性用はミノキシジルが高濃度なため、女性が使用すると体毛が濃くなるなどの副作用の影響を受けやすくなってしまいます。

そして、これらを使用する以外にも、栄養バランスの取れた食事や、質の良い睡眠、適度な運動など規則正しい生活を心掛けることが重要です。