EBMは「根拠に基づく医療」のこと
EBMは、Evidence Based Medicineの略です。
日本語にすると、「根拠に基づく医療」ですね。
ここでいう「根拠」とは、科学的根拠、臨床試験の結果などを指します。
一昔前の医療は、医師の経験や勘によって治療方針が決まることが少なくありませんでした。医師個人の経験に基づくので、受けられる治療がどの医師を受診するかによって大きく変わってしまいます。また、ほかの患者さんにたまたま効いただけの、有効性が乏しい治療方法を選択してしまう恐れもあります。
こうした質のバラツキをなくした透明性のある医療、その時点で最も有効性が高いと考えられる治療方法を選ぼうというのが、EBMという考え方です。
診療ガイドラインとは?
EBMの効率化になくてはならないのが、「診療ガイドライン」です。
「診療ガイドライン」とは、症状ごとに適切な処置方法を科学的根拠に基づき専門家がまとめた指針です。
「診療ガイドライン」に示されているのはあくまで一般的な診療方法であるため、必ずしも個々の症状に適するとは限りませんが、臨床現場における判断材料として果たす役割は大きいです。
ちなみに、「診療ガイドライン」は公益財団法人・日本医療機能評価機構が運営する「医療情報サービスMinds(マインズ)」ホームページから閲覧することができます。
彩香でもEBM治療セットをご用意しています。
実は彩香でも、EBMによる治療セットがあるんです。
ニキビ、専門的な用語でいうと「尋常性ざ瘡」の治療セットを、私、ケミスト黒岩が日本皮膚科学会の「尋常性ざ瘡治療ガイドライン」を基にプロデュースしました!
自己流のケアで悪化してしまうことも多いニキビですので、ぜひ科学的根拠のある治療セットで早めに治していただけたらと思います。