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点眼薬は何滴させばいいの?

点眼薬の効きが、あまり良くない気がする。そんなお声をよく聞きます。なかには、一度に何滴も使っている方も…。
正しい点眼薬のさし方をマスターすれば、片目に対して1滴で充分です。
1本5mlの点眼薬でしたら、1日2回両目使用で、約25日間はもつはずです。

点眼薬の正しいさし方

彩香では、安心してお薬をみなさんにお使いいただけるよう、商品ページの【用法】欄において、その詳しい使い方をわかりやすく記載することを心掛けています。

点眼薬もその1つ。お気付きの方もいるかと思いますが、商品ページの【用法】欄に正しい点眼方法の説明が記載されていますよ。


※正しい点眼方法
まず始めに手を洗って清潔にしてください。
次に、下まぶたを軽く引き、点眼剤容器の先が目やまつ毛に触れないように注意し、1滴を確実に点眼してください。
点眼後は数分間静かに目を閉じてください。
点眼後に目頭を軽く押さえるとより効果的です。
目から流れ出た点眼液は清潔なティッシュなどで拭き取ってください。
2種類以上の点眼剤を使う場合、特に医師からの指示がなければ5分以上間隔をあけてください。
最後に、容器のキャップをしっかり閉めて、直射日光や高温を避けて保管してください。

ここでポイントとなるのが、点眼後に目頭を押さえるという点です。目頭には、「涙点」という涙の通り道があります。点眼薬も、この「涙点」を通って排出されるため、目頭を押さえて「涙点」を一時的に塞ぐのが効果的なのです。

逆に、パチパチ瞬(まばた)きをしたり、目をゴロゴロ回したりするのは、点眼薬の「涙点」からの排泄を促してしまうため、NGです。一見、目の表面に行き渡りそうな方法ですが、注意が必要ですね。

ちなみに、この「涙点」は肉眼でも簡単に確認することができます。鏡に向かって“あっかんべー”をしながら、目頭の内側を確認してみてください。ポツッと小さな穴が見えるはずです。そこが、「涙点」です。

ドライアイの治療『涙点プラグ』

パソコンにスマホ。現代人はディスプレイを凝視する時間が長くなり、眼精疲労はもちろん、ドライアイに悩む方が増え続けています。

瞬(まばた)きの回数が減ることで、目の表面を覆っている涙が乾きやすくなるのがドライアイの特徴ですが、実はこのドライアイ、さきほどご紹介した「涙点」とも大きく関係しています。なんと、涙の排出経路である「涙点」をシリコン製のプラグ(栓)で塞ぐことでドライアイを改善する『涙点プラグ』という治療法もあるくらいなのです。

とはいえ、目が乾きがちだと感じる方には、まず人工涙液での治療をおすすめいたします。私もパソコンと向き合う仕事をしているため、防腐剤フリーの1回使いきりタイプの「ビソルブ点眼液」を頻繁に使用しています。しかも、防腐剤による角膜障害の心配がないこの点眼薬は、コンタクトレンズの上からも使用可能で大変便利です。